GMP(最大保証金額)とは|建設用語集
【GMP|Guaranteed Maximum Price】
【最大保証金額】
「GMP(Guaranteed Maximum Price)」とは、建設プロジェクトにおいて工事や設計業務等を発注する際に契約方式と併せ契約上の価格や条件を取り決める際に設定される上限金額のこと。
日本では最大保証金額、保証上限金額、最高限度額など様々な呼び方で用いられるが、GMPが設定された契約をGMP付き契約、最高限度額保証付き契約と呼ぶ場合もある。
GMPが設定された工事契約では、受注者が最終的な工事金額の最高限度額を保証し、その金額を超過した金額は受注者が負担する。一方、最終的な工事金額がGMPを下回った場合は、コスト縮減額に対するパーセンテージに基づいて受注者へインセンティブとして支払われる場合もある。
このGMPの特徴は、発注者にとっては設計の詳細が決まっていない段階であっても、契約した時点で最終的な工事金額が確定できる点が挙げられる。
GMPは従来あまり採用されてこなかったが、近年では契約方式のあり方が多様化したこともあり価格の契約条件としてGMPを設定するプロジェクトも出てきている。
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【関連ワード】
契約方式、総価請負契約、実費精算契約(コスト・プラス・フィー契約)、目標コスト契約、GMP(最大保証金額)
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